日本選手権 1回戦の結果。

大幅に出遅れ、かつ順番が逆になりましたが、日本選手権1回戦の結果です。

2月4日(土)

＜秩父宮＞

第1試合

12時～　○ コカコーラウエストジャパン 12 － 7 関東学院大学　●

第2試合

14時～　○ 早稲田大学 47－ 7  タマリバクラブ ●　

 

日本選手権の組み合わせとしてはどうか、ということは置いといて、このゲーム予想どおり、なかなか面白かったです。

第1試合のコカコーラウエストジャパン(以降、CCWJ)と関東学院は、前半0-0で終了。関東学院は勝ちにきてるし、CCWJは惜しいところまで行くが、トライにはならず、拮抗したゲーム展開。前半終了間際に関東学院がPGを狙ったが、失敗。ここで、ひとつ気になったのは、このPK、キッカーのSO藤井がモーションに入った後、強風のためかボールが倒れてしまい、慌ててDGに切り替えて外れてしまった。「ん？PKの場合は、やり直しができるんじゃなかったっけ？」と思ったが、DGも失敗でそのまま流された。レフリーは、ひとこと「やり直せる」と声をかけてあげて欲しかったな。

後半に入って、やっと点が動いた。7分にCCWJがモールを押して最後は、LO柳竜がトライ(G成功)で7点とする。しかし、21分に関東学院WTB北川智規がCCWJのボールをもぎり取り、自陣から約80mを独走してトライ(G成功)。おお、やるねぇ。7-7とゲームは振り出しにもどる。

うーん、どっちが勝つんだろうと、俄然、面白くなってきた。CCWJのSO淵上のプレイを見たのは久しぶりだったが、やはり随所に好判断をしていた。それにCCWJの21番ニールソン、来シーズンからのTLでは、なーんか要注意選手かもな。当然だが、有賀剛も相変わらず強い。来シーズンは、サントリーで活躍ですね。

残り時間が少なくなり、ロスタイムに入りCCWJがPGを狙うが、これが外れる～。あらら～、どうなるよ、と目が離せない。そして、CCWJが関東学院ゴール前でモールを押す、必死に防ぐ関東学院。すでに時計は42分、最後はCCWJが意地の逆転トライ(G失敗)を決めて、辛くも逃げきった。

第2試合の、早稲田とタマリバ。早稲田有利というのはぬぐいきれないし、点差も開いたが、クラブチームとしてはなかなかレベルが高かったし、両LO高田(慶応出身)、桑江(早稲田出身)の動きは、現役を彷彿とさせるものがあった。ラグビープラネット05/06　#21の放送では、桑江は早稲田のラインアウトのサインも読んでいたらしい(笑)。

ゲームは、早稲田が圧倒したが、タマリバの1トライは、全国のクラブチームの代表として取ったトライと言ってもいいだろう。13番CTB山本、思わずダイビングしてましたねー。早稲田のFBで出場した高橋銀太郎は、「平尾プロジェクト」で、中学生ながら「10年後の僕を見てください。」とアピールしてパスした選手だ。こんなところでプレイしていたのね。あのころの気持ちを忘れずに、是非、ジャパンを目指してください。

タマリバは負けたけれど、選手たちの心意気、潔さ、心底ラグビーが好き、という想いが伝わってきて、見ていても清々しかった。

既にシーズンオフとなった、トップリーグの赤いジャージの人たち。もっと彼らを見習って、練習に励んでください。あなたたちの仕事は、勝つことです。趣味じゃあないんですよ。

◎追記

マイクロソフトカップの優勝チームが決まったので、日本選手権の組み合わせが決定しました。次の2回戦からは、NHK総合でも放送されます。

■テレビ放映(LIVE)
2回戦	2月12日(日)	13:50～15:45 11:55～16:00	NHK総合 J SPORTS 3ch
準決勝	2月19日(日)	13:50～17:25 13:55～16:00(秩父宮) 13:55～16:30(花園)	NHK総合 J SPORTS 3ch J SPORTS 1ch
決勝	2月26日(日)	13:50～15:45 13:55～16:30	NHK総合 NHK衛星ハイビジョン J SPORTS 3ch

コメント 8

仕事は勝つことｗうーんｗ重いひとことだぁｗ
by (2006-02-08 15:46) 

☆ふじかわさん
勝たないといけませんね・・・。
来シーズンのことを考えると、いまからヤキモキです。
by サファイヤ (2006-02-08 18:41) 

　仕事は、勝つことです
　　→昔の神戸を知っている人だからこその一言ですね
　　　　相手は国内じゃない海外だ、が合言葉の時代でしたから
　　　　神鋼さん、まずはフィットネスからはじめましょうね
by 瑞穂 (2006-02-08 20:27) 

　事実上、「プロ」ですからね。「仕事は、勝つこと」と書くのは至極当然です。もうかつての「アマチュア」じゃないんですから、来シーズンも中位以下なら体制変更が必要でしょうね。
　ただ、来シーズンの「後藤－森田」のハーフ団は個人的に今からものすごく楽しみです。故障がちゃんと癒えれば森田がある程度できることはジャパンで分かっています。だからこそ大学選手権の２回戦・準決勝を欠場しながらもジャパンに選ばれたのでしょうから。
　このハーフ団が暴れるためにもＦＷには頑張ってもらわないと。それにしても「３人目の大物外国人ＦＷ」獲得に向けて交渉を進めているのでしょうかね。ウィリス・クリブを信用しないわけではないですが、ラグビーは故障が多いですから３人いても絶対「余る」ということはないはずです。ラグビーファンが「え～！！」と言うくらいの３列の選手をとってきてほしいものです。
by 神戸ファン (2006-02-08 23:13) 

高田・桑江なんて、ジャパンでもあり得たコンビですねえ。ラグビープラネットのインタビューも良かったです。
by shetlandislander (2006-02-09 09:42) 

☆瑞穂さん
まずフィットネスですね。80分間、持たないんじゃ、話になりません。
神戸製鋼が優勝したころは、まだ「同好会」でしたから、仕事もやりラグビーもやる、という精神はクラブチームに近いものだったと思います。当時と今では、日本ラグビーの水準も変わってきているでしょうが、いまの選手たちは限りなくプロに近いわけですから、勝ってナンボでしょうね。
by サファイヤ (2006-02-09 14:39) 

☆神戸ファンさん
そういうことですね。プロも同然ですから、仕事は「勝つこと」です。後藤-森田のHBは楽しみですが、森田にはタックルすることを教えこまないと、まだトップリーグでは無理でしょう。しかし、あのキック力とパス回しは、魅力ですね。FWについては、外国人を獲得するのも手ですが、それこそ「世界に通じる」くらいの気持ちで、トレーニングをしていただきたいです。もちろん、BK陣も同様に鍛えるのは当然ですがね。
by サファイヤ (2006-02-09 14:49) 

☆shetlandislandsさん
有りです！高田・桑江コンビのジャパン、見てみたかったー。
「ラグプラ」の二人のやり取りは、面白かったです。それに他の選手たちからも、純粋に「ラグビー好き」という雰囲気が伝わってきましたね。
by サファイヤ (2006-02-09 14:56)