PNC 日本代表 対 トンガ代表 結果

日本代表、勝ちました。1点差だけど、とにかく勝ちました。後半30分以降、反則をせずに粘りのディフェンスよく我慢しました。1点差を死守した勝利。課題はあるけれど、勝利を素直に喜ぼう。

しかし、放送を見ていて、いちばん目が点、耳が点になったのは、なんたってアノ場面ですよ。

「君が代」

最初は、何を歌っているのか判りませんでした。歌詞も音程も、メチャクチャだぁ～。テストマッチで、これって？？　「君が代」に突っ込み入れてしまいました。ゲーム前に、唖然でした。

【結果】

IRBパシフィックネーションズカップ2011(PNC)　Round2

2011年7月9日(土)　12:40 K.O.　フィジー・スバ

日本代表　○　28-27　●　トンガ代表(前半　14-17)

前半4分、敵陣ゴール前で得たトンガの反則からモールを押しNo.8ホラニが先制トライ。SOアレジのゴールも決まり、7-0　と幸先よいスタート。しかし、その後のキックオフで、日本がオブストラクションの反則。トンガがPGを狙い　7-3 に。更に、24分、SOアレジのキックがチャージされ、サモアの選手にスッポリ。そのまま走られ、中央にトライ(G成功)。7-10とリードされる。

27分にもトンガのトライ。SOアレジのパスが、トンガの選手に渡るミス。そして、この場面、なぜか日本の選手たちは足を止めてしまっている(セルフジャッジか?)。ゴールに向かって走るトンガの選手を追いかけていたのは、4番LOのアイブスだけだった。

こら～、追わんかい(怒)！！

と思ったのは、私だけではないだろう。Ｗ杯でこんなことやってたら、勝てるものも勝てなくなる。まだまだ、甘いんだよな。

7-17とリードされた日本だったが、前半32分、トンガの選手が自陣ゴール前でノックオン。そこに日本選手たちなだれ込み、最後はWTB遠藤が押さえてトライ。アレジのゴールも成功し14-17で前半終了。

もー、やらなくてもいいトライをあげちゃって、どうなるかと思ったけど、でもトンガもボールの処理をミスしてくれて、射程圏内まで追いついたわ。

後半、先制したのは日本だった。7分、敵陣での、マイボールラインアウトから、ドライビングモールで前進。モールが崩れたところを、SH田中が突破を図るが、タックルを受けボールをリリース。そのボールを、すかさずFL菊谷が拾い上げてインゴールに飛びこみトライ！　ゴール成功で、21-17　と4点リードとする。よしよし、その調子だー。

続く11分。今度はCTB平がトライ。WTB小野澤がビッグゲイン。ラックからSH田中が自分で持ち出し前進。さらにラックから右へ展開。田中→アレジ→ニコラス→平とバックス陣がつないで見事なトライを決める。ニコラスから平へスイッチしてのパスは、やっぱりサントリーコンビだね。これはいいトライだったよ。うんうん。

これで 28-17 と11点のリードをしたんだけど、20分トンガが1PGを追加し、28-20 とじんわりと忍び寄る。しかも、自陣でのディフェンス。日本としては苦しい時間帯。28分、日本のペナルティからトンガがフリーキック。日本のディフェンスの集中力が、ふっと抜けた瞬間、トライを奪われ28-27の1点差。

もう、その後のラスト10分間は、ハラハラでした。

耐えろー！　我慢だ！！　反則するな！！！

と心臓バクバクです。トンガも必死に攻撃。日本も必死に防御。1つの反則で逆転されるぅ。ああ、早く終わってくれぇ。

きつい時間帯、日本は崩れず、冷静にプレイ。果敢に攻める。FBのウェブが大きくゲインし、WTB遠藤にパスがつながればトライという場面も。お、惜しい。外で勝負しても良かったんじゃないのか?　でも、その攻める姿勢はいいぞ。両チームともに、意地の攻防。目が離せない。切れるなジャパン！

もう、早く終わってくれ～、と叫びたい気持ちをグッとこらえ画面を見つめる。んー、我慢だ、我慢。もう、ノーサイドじゃないの??　と時計をチラチラ、ソワソワ。

そして、やりました！！　日本は最後まで粘り、我慢し、1点を守り切ったー。ノーサイド後の、平島選手の笑顔が、とっても嬉しそうだった。その笑顔を見た私も嬉しかったぞ。　

【はみだし】

ウェブのショートパントは、もう、やめて欲しい。同日夜、放送があったS15の決勝、クルセイダーズSOのカーターのそれと比べてしまったよ。カーター、上手かったなぁ。自分で蹴って、トライしちゃったもんなぁ。でも、負けちゃったのよ(T_T)　クルセイダーズは、準決勝のストーマーズ戦の時より、全体的に元気がなかった気がする。あー、残念。

日本が勝って嬉しかったけど、クルセイダーズが優勝を逃してガックリ。忙しい一日でしたっ。

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　■　関連記事

　「トンガ戦結果」(ラグビー愛好日記　7/9)

　「日本激勝！　菊谷が逆転T　」　(SANSPO.COM　7/10)

 

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◎追記　7/11

IRBのランキングが、15位から再び13位に上がりました。

こちらには、平選手のトライシーンの写真が掲載されてます。

タグ：PNC ラグビー日本代表 トンガ代表

コメント 8

詳細なマッチレポート、ありがとうございます。
何にせよ勝ってよかった。是非、次につなげて欲しいです。

一方、クルセイダーズ。残念でした。しかし、今シーズンの状況を考えれば、よくがんばったと言ってあげないと…という感じでしょか。
ワールドカップがこのようにならないことを祈るばかりです。

国歌といえば、南アの国歌がかなりひどかったことがありましたが、それよりもひどかったようですね…聞いてみたい…(^_^)

by nzsheep (2011-07-11 05:02) 

☆nzsheepさん
勝ってよかったですよ～。
トンガには、ボコボコにやられるかもしれいと思ったので、ホッとしましたよ。
フィジー戦は、さらに厳しいゲームになりそうですが、やるしかありません。
ベストを尽くして戦って欲しいです。

クルセイダーズは、残念でしたね。
最後にトライ、そしてカーターがGを決めて劇的優勝！　
なんてことも期待していましたが、及ばずでしたね。
今シーズンは、ホームで戦えなかったことを考えると、よく準優勝まで
上がってきてくれました。次はトライネーションズ。そしてＷ杯へと
調子を上げてきて欲しいです。

国歌は、なんだか違う歌になっておりました(T_T)
by サァファイヤ (2011-07-11 13:34) 

ご無沙汰しています。ドンガ戦はまずかったことが一番の収穫ですね。ただ、絶対犯してはいけないミスをまたしても・・・。W杯ではそんなプレーは見たくない。
トンガはアイランダーの中では一番雑なところがあり、ダイレクトタッチで何度救われたことか。ですから、やはりおとといの試合は楽勝で言ってほしかったですね。
by IXY-nob (2011-07-11 21:13) 

なんとか勝ててよかったですね！
やっぱり負け続けよりも、勝つ癖をつけないと・・・ですね。
フィジーはトンガ・サモアとはまた違ったカラーですから、ジャパンがどこまで対応できるかですね。
それにしても、この試合間隔はワールドカップ並みに厳しいですね～
チームとしての総合力も試されますね。
by ＩＣＫＷ１９６７ (2011-07-12 12:42) 

☆IXY-nobさん
こちらこそご無沙汰してます。
勝つのと、負けるのじゃ大違いですからね。1点でも勝ちは、勝ちです。
ミスは避けられませんが、同様のミスを繰り返しては、いけませんね。
トライ献上のミスがなければ、もう少し点差も開いていたでしょう。
Ｗ杯でも戦う相手。今回のゲームを教訓に、準備を怠らないで、
なんとしても勝利して欲しいです。
by サァファイヤ (2011-07-12 23:52) 

☆ＩＣＫＷ１９６７さん
もう、ラスト10分は、気が気じゃありませんでしたよ。でも、あそこで全員が崩れず、反則もせず守りきったのは、収穫ですね。
勝ち癖。その通りですね。負け続けると、自信もなくなってきますものね。ギリギリの所で勝ったことは、選手にとっていい経験になりましたね。
フィジーは、走らせたら止まらないですから、消耗戦になりそうですが、
いろいろなタイプのチームと戦えるのは、むしろ良い機会でしょう。

この試合間隔、キッツイですよね～。でも、Ｗ杯を考えたら、これでバテていたら、通用しないってことです。Ｗ杯初出場になるかもしれない選手たちには、代表選手として自覚をするいいチャンスです。
by サァファイヤ (2011-07-13 00:01) 

ばんざい！
by ふじかわ (2011-07-13 17:11) 

☆ふじかわさん
ばんざーいなんです！　
日本代表、フィジーにも勝って、PNC優勝しましたよ（＾◇＾）
by サァファイヤ (2011-07-14 23:12)