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GODIEGOの『新創世記』 LIVEは、想像を遥かに超えていた! [音楽]

昨年の秋のコンサートで予告していた、『新創世記』のコンサートを聴きました。もう、もう、そりゃーどえりゃーステージでした。わたくし、今までいろいろなコンサートを聴いてきましたが、こんなコンサートは、初めてです! これぞゴダイゴだ、ゴダイゴだ、ゴダイゴだぁー!! という、ブラボーなコンサートだったのでした。

2007年3月16日(金) 東京芸術劇場 大ホール 
ゴダイゴ 『新創世記』

 

まず、オーケストラホールでゴダイゴの演奏をすると、いったいどーなるのだろう? という期待があったが、ステージにセットされている楽器が多種多様だった。

パイプオルガンも使い、いわゆるロックに必要なギター、ベース、ドラムス、キーボード、ピアノに加え、金管楽器のブラスアンサンブル(トランペット、トロンボーン、ホルンがそれぞれ1st、2nd、3rdの3本ずつ)と、チュウバ、サックス(ソプラノ、テナー)、さらにコーラスの人たち。
そして今回のコンサートを、あっと驚かせるものとなったのが、琴、尺八、和太鼓。さらには、パントマイムに語り。語りは市原悦子さんだったのだが、この語りがまた上手い。一人で女王と息子の台詞を自在に操り語ってくれた。さすがだった。

これだけの楽器たちを上手くまとめて『新創世記』の演奏をしたわけだ。さらっと書いたが、実際にステージを見ると、壮観。下手をしたらただの騒がしい音になってしまいそうだが、そこは、ゴダイゴ。そんなことにはならず、彼らは見事に「和」と「洋」を融合させ、その卓越したテクニックで聴衆を魅了した。

最初にパイプオルガンが鳴り、まるでバロック音楽を聴いているかのような始まり。「ん? これはバッハ? それともヘンデル?」と錯覚をしてしまいそうになった。この時点で私の頭には、ドッカーン、と今までの固定概念を打ち壊すような稲妻が走った。

えええーー?! なんだ、これは!!  なんか、スンゴイことになってないか?

パイプオルガンは序章でしかなかった。その後、和楽器、洋楽器がそれぞれに主張し、且つ調和する。総勢50人は居たコーラスの声に鳥肌が立ち、尺八が語り、ギターが泣き、管がリズムを刻み、琴は、まるでハープのように奏でられる。ミッキー(ミッキー吉野)のキーボードは、時にソフトに、時に力強く鳴り響く。

圧巻だったのは、トミー(トミー・スナイダー)の叩くドラムスと和太鼓の共演。50歳を過ぎたトミーのドラムスと、和太鼓が交互に演奏されたのだが、両者ともにまったくリズムが乱れない。ドラムの音の圧力がお腹にドスドスと感じる。和太鼓も、ともすると、ただ力任せの大味な音になりがちだが、それがまったくない。
両者の迫力に、ただただ圧倒され、叩く姿に見とれてしまった。格好よかった。

コンサートには、だいたい一人で行くことが多いのだが、今回は高校時代の友人I君が一緒だった。演奏が終わっても、彼は「トミーと和太鼓は、かっこよかった!!」と、感動しきり。私も、こんな掛け合いは今まで聴いたことがない! 
さすが、ゴダイゴだよ。 和楽器のよさも洋楽器のよさも上手く引き出して、共演させてしまった。

ゴダイゴというバンドは、只者ではなかったということを、改めて知らされた。凡人には到底できないことを、いとも簡単に余裕でやってのけてしまった彼ら。 今回、脚本、演出を担当したタケ(タケカワユキヒデ)には、こんな才能もあったのだと気づく。

↓ 左から、スティーヴ・フォックス、浅野孝巳、タケカワユキヒデ、トミー・スナイダー、ミッキー吉野



ああ、こんな素晴らしいコンサートを聴かせてくれて、ありがとう!! 次のコンサートが待ち遠しい。  

☆このコンサートの模様は、5/5(土)10:00から「日本テレプラス」で放送されるようです。DVDも発売予定。


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コメント 12

こういう、コラボは楽しいですよね。
昔、ロックバンドが、オーケストラと競演なんてのも
多かったです。v^^;
by (2007-03-19 10:23) 

サファイヤ

☆こうちゃん
楽しかったです♪ プレイヤーがみんな上手い。
全員、完璧な演奏で、もう、そのエネルギーと完成度の高さに、痺れましたね。

☆カイさん
nice! ありがと。
by サファイヤ (2007-03-19 17:49) 

HAL

ずいぶん前に読売交響楽団とクルセイダースのライブを見たことがあります。
異種の音楽が重なると、音の幅がものすごく広く感じますよね!!
by HAL (2007-03-19 18:03) 

袋田の住職

スペルはGODIEGOって綴るんですね。
うちのまちはDAIGOMACHIです。
by 袋田の住職 (2007-03-19 20:13) 

nyan

GODIEGOって、綴るの知らなかった~~。
by nyan (2007-03-19 20:52) 

SANDA

おーーいいねーー!
ゴダイゴといえば、我が家にはファーストアルバム(CDではありません)があり、その中の「SINGLE YELLOW CENTER LINE」という歌が好きです!
デビューしたての頃が好きだった!
by SANDA (2007-03-20 06:02) 

SANDA

そうだ!そのアルバムの名前が「新創世記」であったよ!
ということは、その時の曲だったのかな?
by SANDA (2007-03-20 06:04) 

サファイヤ

☆HALさん
クルセイダースと書いてあったので、NZの方かと思いましたよ(笑)。そんなことするはず無いナイ。
そうですね。オケは特にスケールが大きくなって音に包まれる感じがします。幅が広くなる、このコンサートもまさにそんな雰囲気でした!
by サファイヤ (2007-03-22 19:10) 

ひなP inJAPAN

ゴダイゴは日本だけではとどまらないビックスケールですよね!大人だけではなく子供も魅了。ビューティフルネームは親子そろってお気に入りです。
by ひなP inJAPAN (2007-03-22 21:42) 

サファイヤ

☆袋田の住職さま
ちょっと変わった綴りですが、GO-DIE-GOという英語を合わせたもそうです。以前、聞いた話では、「死んでも行く」ということから、限りなく前進する、という意味が込められているそうです。

☆nyanダー
普通は、DAI だと思うよね。でも、違うんですね。今回の再々結成は、まさにGODIEGO。また帰って来た!ってことかな。
by サファイヤ (2007-03-23 23:07) 

サファイヤ

☆袋田の住職さま
ちょっと変わった綴りですが、GO-DIE-GOという英語を合わせたもそうです。以前、聞いた話では、「死んでも行く」ということから、限りなく前進する、という意味が込められているそうです。

☆nyanダー
普通は、DAI だと思うよね。でも、違うんですね。今回の再々結成は、まさにGODIEGO。また帰って来た!ってことかな。
by サファイヤ (2007-03-23 23:08) 

サファイヤ

☆SANDAさん
おお、「新創世記」を持っているとは、なかなかです。ゴダイゴも好きだったとは、嬉しいなあ。
私もこのアルバムは持っていますよ。もちろんCDもね♪

今回のコンサートは、この1stアルバムをコンサート用にアレンジして演奏してくれました。
アルバム自体を聴いていても、単なるロックの域を越えている、とは思っていましたが、生演奏にアレンジが素晴らしかったですよ!

☆ひなPさん
そうですね。確かイギリスでもアルバムを出したり、ネパールのカトマンズや中国の天津でもコンサートをやったりと、新しいことを精力的にやるグループです。
ビューティフルネーム、お子さんと一緒に歌ってくださいね~♪
by サファイヤ (2007-03-23 23:17) 

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