ラグビーW杯 優勝は南アフリカ [ラグビーW杯、JWC、五輪7]
決勝戦のイングランド対南アフリカは、両チームともに手堅く激しい戦いでしたが、最後の笑ったのは南アフリカでした。試合後、イングランドのSOジョニー・ウィルキンソンは何を想ったのでしょう。画面に映ったあの横顔が印象的でした。
◎いきなり追記 この記事はイングランド寄りで書かれていますので、南アファンの方は怒らないでね。よろしく♪
【結果】
2007年10月20日(土) 21:00(現地時間) KO (サンドニ、スタット・ド・フランス)
南アフリカ ○ 15-6 ● イングランド
イングランド 前半 3点 (T0G0PG1DG0) 後半 3点 (T0G0PG1DG0)
南アフリカ 前半 9点 (T0G0PG3DG0) 後半 6点 (T0G0PG2DG0)
両チームともにノートライ、ロースコアということが、このゲームの激しさを物語っています。共に接点での攻防は激しく、ゴール前でのディフェンスも鋭いものがありました。イングランドには、ラインアウトのミスやパスが繋がらない、そして、そして、何と言っても飛び道具、SOウィルキンソンが前後半の2本のドロップゴールを外してしまったのは、痛かった。この大会では、ウィルキンソンの当たりはいまひとつでしたね。
このゲーム唯一のトライか? と思われたWTBクエトが左隅に飛び込んだシーンは、タッチラインに触れたと判断されノートライの判定。う~ん、惜しいぃ~。
↑ 後半早々、CTBテイトがギャップをついてビッグゲイン。
右隅のラックから出たパスが乱れたが、それが返って南アのディフェンスに穴を開け、テイトがディフェンスをかわし、ゴール前2mにまで走りこむ。南アが3人ががりで倒すが、ボールは左に展開。WTBクエトが左隅にグランディングをするが、その前に微かにスパイクが白いタッチラインに触れていたー(泣)!!
↑ トライか?!
↑ はい、ココ。この左足がぁぁぁぁ~。ノートライの判定。
南アはもっとボールを展開したかったでしょうが、イングランドはそれをさせないプレッシャーを掛けていたのでしょう。準決勝のイングランド対フランス戦もそうでしたが、穴が開きそうで開かないディフェンスに、南アは展開したくてもできなかったのかもしれません。その攻防は見応えがありました。
両チームともにキックを多用し陣地を取る作戦。敵陣に入りペナルティを誘って取れるところでは着実に点を重ね、落ち着いてプレイをした南アは、やはり強かったです。これで南アは、1995年大会と今大会と、2度の優勝杯を手にしました。
↑ 優勝した南アフリカ
イングランドの連覇はなりませんでしたが、トーナメントに入ってからの変貌ぶりや激しさは、目を見張るものがありました。重量FWを擁し、オーストラリア、フランスを倒すとは予想もしていませんでした。優勝こそできませんでしたが、準優勝するとは立派です。チームに自力、底力があるということなのでしょうか。
↑ SOウィルキンソン。キックだけではなく、厳しいタックルで相手を止めたプレイは賞賛もの。(写真はBBCサイトより)
第6回のラグビーワールドカップは終わりました。アルゼンチン、フィジー、トンガなど、ファンを沸かせてくれる好ゲームが続出しました。日本代表は勝てなかったけれど、この大会で得られたものは多かったことでしょう。4年後は、さらに磨きを掛けてニュージーランド大会を盛り上げて欲しいものです。
ウィルキンソンが日本の期待されているSO陣と違うのは、あのディフェンス力だと思うんですよね。良いタックル何発も喰らわしてたな→。
by R☆C (2007-10-22 21:45)
>R☆Cさん
そうなんです! ウィルキンソンが凄いのはキックだけじゃないってことです。ディフェンスの強さ、あの闘志なんです。厳しいタックルしてました。さらには、ピンチの時のセービング。なんで、あなたがここに居る? というくらいのあの嗅覚は素晴らしいです。やはり、この人は別格だなあと思うんです。狙われるから怪我も多い。それでも復帰をする強い精神力。カッコいいですわ。
by サファイヤ (2007-10-22 22:13)
ウィルキンソンを早稲田・上井草グラウンドで生で観て、思ったより体が小さいことに驚きました。
あの体で激しいタックルを生み出す技術。すごいです!
キックもコーナーフラッグから蹴りこんでゴールを決めるところなど、もっと驚きでした。今のレベルを維持、もしくはもっと大きくなって、32歳でもRWC2011に出場して欲しいですね!
by SANDA (2007-10-23 06:48)
☆SANDAさん
生ウィルコ、いいなぁ。いつもながら、オイシイ所は逃しませんね!
あの強烈なタックルは、体が小さいとか大きいとかを超越してるますよ。
気持ち。 大きな相手でも、怯まず向かっていく姿が好きです。
もちろん、次のW杯でも出場して欲しいです!!
その前に、日本にも来てくれないかなあ(^_^)
by サファイヤ (2007-10-23 17:29)
☆niceを押してくれた皆さま
ありがとうございます。
by サファイヤ (2007-10-24 23:30)
サァファイアさん、ステファン・ラーカム選手がエディンバラへの移籍が不調になって、日本でプレーするかも知れないそうですよ。
by トリック (2007-10-25 00:57)
意外と点が入らないものですね・・・
世界一を争うチームは守備力が強いからでしょうが・・・
by 袋田の住職 (2007-10-25 08:29)
やはりイングランドのユニホームはサッカーと同じで白なんですね♪
by cloud9 (2007-10-28 13:35)
☆rugbyhead さん
深録郎さん情報によると、怪我の具合が良くないんじゃないか、との読みです。
もし日本に来て少しでもプレイを観られるなら、ファンにとっては嬉しいことですね。
☆袋田の住職さま
そうなんです。両チームともに優勝がかかっているので、譲れないのですね。
ディフェンス素晴らしかったですよ。
☆cloud9さん
白に赤い薔薇です。ラグビージャージは、最近、デザインが少しずつ変わってきましたよ。
by サファイヤ (2007-10-31 16:36)
予想がこれほど外れた大会も珍しいですね。
次期大会が楽しみですよ。
みなさん、NZでお会いしましょう。
by あまちゃん (2007-11-02 23:58)
南アフリカ白人の人数はそんなに多くないと思うのですが、大したもんですねぇ。政治的背景考えても、ノーサイドでフェアでOne For All、All For One精神のラグビーと南アフリカの過去の社会、どうしても結びつかないのですが。ラグビーを通してフェアな精神を国に植え付けてるのでしょうか。
南半球に強豪がそろう事も、不思議といえば不思議です。
次回は参加国数を減らそうとしてるようですが、どうなることでしょう。
by aranjues (2007-11-03 11:42)
☆あまちゃん
そうでしたね。開幕戦から驚きました。
予想外のことがおこるのもワールドカップの楽しさですね。
NZにも行かれるのですね! 次は私も行きたいです(>_<)
☆aranjuesさん
南アフリカは強かったですね。貫禄の優勝でした。
ラグビーを通じてフェアな精神が広がるとしたら、こんなに素晴らしいことはないでしょう。それができるのが、また、スポーツだと思いますし、一つの役目だと思います。
次回の参加国数は、日本にとっては気になるところですね。でも、減らしてしまったらW杯という意味では、小規模すぎるんじゃないでしょうか?
by サファイヤ (2007-11-05 19:05)
☆nice! ポチッと押してくれた皆さま
ありがとうございます。
by サファイヤ (2007-11-05 19:06)