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愛好日記トークライブ 2016 岩出雅之監督編 [ラグビー関連イベント、情報など]

先日、2月17日に下北沢 「音倉」で行われた、帝京大学の岩出監督のトークライブに参加しました。こういうトークライブに出演されるのは、初めてということですが、内容はとても深いものでした。

7連覇を達成した帝京大学の監督に就任して20年だそうですが、最初の頃は、ご自身も未熟で細かいこと、重箱の隅を突くようなことまで言っていた。でも、それでは選手たちは納得しない。もっと大き視点から説得するのではなく、納得させることにしたそうてす。

さらに、選手たちの自主性に任せようと敢えて何も言わず、自分自で判断するように仕向けていったそうです。昨シーズン、筑波大学に負けたゲームで、監督は敢えて何も支持をしなかったそうです。ゲームの中で選手たちがどう判断し修正するか学ばせるためだったそうで、結果、負けてしまっても監督としては、仕方がない想定していたことだったそうです。もちろん、負けることを願っていたわけではないですが、負けてもそこから
何かを学び連覇できればいい。

例えば、上手いパスをすることができなくても努力をしている姿勢が見られれば、それは△として良しとする。時間がかかっても〇になるまで待てばいい。選手の成長する速さは、それぞれ違うし、選手にストレスを溜めさせてはいけない。

これ、口では簡単に言えますが、大学生の選手たちが育つのを待つのは、並大抵のことではできません。選手たちの良さ、悪さをを観察し伸ばし気長に見守る。お話しの端々に、岩出監督の懐の深さを感じ、ラグビーを通じて、何より選手たち成長を思う温かいまなざしが感じられました。 

「合宿」は、「研修」という発想にも、ハッと気づかされました。今は、もう根性論の時代ではない。合宿では、選手たちが笑顔で終われることを心掛けているそうです。「合宿」=「しごきの場」ではなく、現場に出ですぐに活かせるための研修する場だと。

もう、発想が全然違います。科学的手法と岩出監督の鋭い勘と経験が融合し育まれた帝京大学ラグビー部の文化に脱帽です。来シーズン8連覇できる気がします。他の大学のレベルも上がって欲しいものです。

◎ 関連ブログ http://www.jsports.co.jp/rugby/loverugby/post-2376/ 


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アニ

東福岡高校のラグビー部も選手の自主性を尊重する方針ですね^_^

YouTubeに映像がありますが、大変興味深い内容でした。
by アニ (2016-02-21 20:28) 

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